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イラスト図解:腰背部の構造・骨格・筋肉

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腰痛に関連する様々なデータ・統計資料


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1.腰痛の患者数


  • 腰痛に悩む日本人の数は、ここ数年1000万人超で推移している。つまり、約10人に1人が腰痛持ちである。

  • 腰痛の原因は、腰の骨や筋肉の障害、ストレス、内蔵の病気など様々だが、全て合わせると日本人の90%が一生に一度は腰痛を経験すると言われる。

  • 日本の職場において発生する病気やケガ(業務上疾病)のうち、腰痛は年間600件近く発生しており、全体の約60%を占める。

  • アメリカにおいては、腰痛の発生率は全人口の15〜20%で、45歳以下の就業不能原因の第1位であるとの研究報告がある。

◆国民生活基礎調査の結果

国民生活基礎調査とは、厚生労働省が行政の企画、立案、運営のための基礎資料を得るために、毎年全国で実施しているものです。世帯の構成、国民の保健、医療、福祉、年金、就業、所得などの国民生活の基礎的な事項を調査します。
どの項目を調査するかは年ごとに異なり、3年ごとに大規模な調査を実施します。平成19、22、25年には、病気やケガに関する調査も行われました。腰痛に関連する調査結果を紹介します。


普段感じている「自覚症状」(1000人あたりの人数)

第1位第2位第3位第4位第5位
平成
19年
腰痛
(87.4人)
肩こり
(61人)
"せき"や"たん"
(59.1人)
鼻水・鼻づまり
(54人)
手足の関節の痛み
(43.6人)
肩こり
(131.1人)
腰痛
(117.9人)
手足の関節の痛み
(77人)
体のだるさ
(61.1人)
鼻水・鼻づまり
(53.5人)
平成
22年
腰痛
(89.1人)
肩こり
(60.4人)
鼻水・鼻づまり
(58.9人)
"せき"や"たん"
(57.2人)
手足の関節の痛み
(41.4人)
肩こり
(129.8人)
腰痛
(117.6人)
手足の関節の痛み
(71.4人)
鼻水・鼻づまり
(59.3人)
体のだるさ
(56.7人)
平成
25年
腰痛
(92.2人)
肩こり
(60.2人)
鼻水・鼻づまり
(50.9人)
"せき"や"たん"
(50.4人)
手足の関節の痛み
(41.8人)
肩こり
(125.0人)
腰痛
(118.2人)
手足の関節の痛み
(70.3人)
鼻水・鼻づまり
(59.1人)
体のだるさ
(54.4人)

現在通院している病気やケガ(1000人あたりの人数)

第1位第2位第3位第4位第5位
平成
19年
高血圧
(84.6人)
糖尿病
(40.5人)
歯の病気
(38.9人)
腰痛
(37.6人)
高脂血症・高コレステロール血症等(27人)
高血圧
(91.3人)
腰痛
(54.2人)
眼の病気
(49人)
歯の病気
(46.1人)
高脂血症・高コレステロール 血症等(39.2人)
平成
22年
高血圧(100人)歯の病気(49.4人)糖尿病(48.3人)腰痛(40.4人) 高脂血症・高コレステロール血症等(40.4人)
高血圧(105.7人)高脂血症・高コレステロール血症等(58.3人)歯の病気(58.1人)腰痛(57.5人)眼の病気(56.7人)
平成
25年
高血圧(114人)糖尿病(54.1人)歯の病気(43.9人)腰痛(42.2人) 眼の病気(39.3人)
高血圧(114.6人)腰痛(58.4人)眼の病気(56.7人)高脂血症・高コレステロール血症等(53.8人)歯の病気(52.5人)

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2.腰痛の原因


  • 腰痛全体の約85%は、レントゲンなどの画像検査では腰に明らかな異常が見られない非特異的腰痛(腰痛症)である。

  • 非特異的腰痛の3分の2(腰痛全体の約半分)には、多かれ少なかれ、ストレス、不安、鬱(うつ)などの"心理・社会的要因"が関与している(心因性腰痛症)。

  • EUが2004年に発表した「慢性腰痛の治療ガイドライン」によると、慢性的な腰痛の患者の1/3に、痛みの原因として「強いストレスなどの精神的問題」、「うつ 症状」、「薬物乱用」の関与が見られた。また、慢性腰痛の患者の約80%に抑うつ状態(うつ病になりかけの状態)が確認されたとの報告もある。

  • 内蔵の病気、骨のがんや細菌感染などの内科的疾患が原因の腰痛は、腰痛全体の1〜2%程度といわれる。
イラスト:様々な腰痛の原因
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3.他の病気や障害との関連性

過度の飲酒・喫煙が腰痛を招く

以下のような研究結果が報告されています。


  • 肩こりのある人の約70%、ストレスのある人の約40%が腰痛をもっている。

  • 腰痛経験者は未経験者の約10倍腰痛になりやすい。肩こりのある人は無い人の約3倍腰痛になりやすい。

  • タバコやお酒・アルコールの摂取量が多いほど、腰痛患者の比率は高くなっている。

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4.腰痛の治癒率・再発率


  • 全ての腰痛の90%は"自然に治る"とされている。
    ぎっくり腰や筋肉疲労による腰痛なら1〜2週間程度、椎間板ヘルニアなどを原因とするその他の腰痛でも1ヶ月もすれば大分良くなる。残りの10%は腰痛が長期間にわたって続く「慢性腰痛」へと移行する。

    【関連項目】
    急性腰痛と慢性腰痛、慢性化の原因

  • 過去に腰痛を経験したことのある人は、その半数が現在も腰痛を抱えていると言われる。

  • ぎっくり腰などの「急性腰痛」を繰り返す人の割合は25%くらいである。

  • 腰痛の再発率は、1年以内だと約30%、10年以内なら約80%程度とされる。

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5.病気の種類別データ

腰椎椎間板ヘルニア

イラスト図解:椎間板ヘルニア

  • 腰痛のない健康な人を対象とした研究の結果、85%の人に椎間板の変性(形や質の変化)があり、さらに76%に椎間板ヘルニアが発見された
    →つまり椎間板の変性やヘルニアがあるからといって必ず痛みが生じる訳ではないということ

  • ヘルニアがある人の約80%は痛みを感じておらず、実際にヘルニアが腰痛の原因になる例は、腰痛全体のわずか2〜3%


  • 椎間板ヘルニアによる腰痛の原因の内訳
    1. 「ヘルニアによって神経が強く圧迫されている」…全体の1/3
    2. 「仕事などによる強いストレス」…全体の1/3
    3. 「強い不安や"うつ状態"」…全体の1/3

      椎間板ヘルニアによる腰痛には、精神的ストレスなどの「心理・社会的要因」が関与している割合が高い

  • 腰の椎間板ヘルニアでは、第4腰椎と第5腰椎の間や、第5腰椎と仙骨の間で発症しやすく、これらの場所だけで全体の90%を占める

腰部脊柱管狭窄症


  • 脊柱管狭窄症は手術後の再発が多い病気であり、再発率は手術後5年で10%以上、8年では約20%の患者に再手術が必要になるとの報告がある。

  • 腰部脊柱管狭窄症の6.7%は、閉塞性動脈硬化症を合併しているといわれる。

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6.医療機関の受診・診断

整体・整骨での腰痛治療

  • ある調査結果によると、腰痛患者の受診先で最も多いのが「整体・整骨・接骨」で、全体の47.7%、2位が「地域の整形外科医院」で47.0%、3位が「マッサージ」22.5%、4位が「鍼灸」19.3%である。どこにも治療に行かずに我慢している人も半数以上にのぼる。

    【関連項目】民間療法について


  • 腰痛の原因は、豊富な経験と知識を持つ医師が、「問診」や「触診」といった基本的な検査を時間をかけてじっくりと行うことで、90%以上は正確に診断できるとされる。

    【関連項目】基本的な診断法、 問診の重要性

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7.腰の負担


  • 腰椎の一番下の「骨盤との境界部分」には、全体重の約60%の負荷がかかり、腰を前に曲げた時にはその4倍になる。

様々な姿勢や動作によって腰にかかる負荷の大きさ

姿勢・動作荷重姿勢・動作荷重
あおむけに寝る25
横向きで寝る75
まっすぐに立つ100
立った状態でお辞儀する
(腰を前に20度傾ける)
150その状態で20kgのものを持つ220
イスに座って背筋を伸ばす140
椅子に座ってお辞儀する
(腰を前に20度傾ける)
185その状態で20kgのものを持つ275
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