腎周囲炎で腰が痛むケース

『腎周囲炎』の詳細 - 症状・原因・治療法
腰痛を引き起こす可能性のある病気や障害の一つに「腎周囲炎(じんしゅういえん)」があります。
ここでは、その特徴や腰痛との関連について解説します。
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1.腎周囲炎が疑われる症状
腰の痛みのほかに、以下の様な症状・特徴が見られる場合、腎周囲炎が発症している可能性があります。
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2.腎周囲炎とは? - 特徴や原因
腎臓やその周りの組織が細菌に感染し、炎症を起こして腫れ上がる病気が腎周囲炎です。
腎盂腎炎など、"細菌感染による炎症が生じる他の腎臓病"の影響で発症したり、細菌によって化膿した体のほかの部位から、膿が血液に混じって運ばれてきて腎臓に炎症を起こす場合もあります(腎周囲膿瘍)。
3.診断・治療・予防
◆診断
診断の確定は、主に尿検査と血液検査によって行います。
腎周囲炎は感染症であるため尿が濁り、尿内に多くの細菌や白血球が含まれます。血尿の有無も参考になります。
血液中では、細菌感染による白血球の異常増加や、炎症反応によるCRP値の上昇が見られます。
【関連項目】
◆治療
安静を保ちつつ、抗菌作用のある薬(抗生物質)を投与する化学療法を基本に行います。重症時は必要に応じて手術も行います。
多くの場合、腎盂腎炎などの他の病気が原因となっているため、その治療もあわせて行います。
4.腎周囲炎データ
【受診科】
- 腎臓内科、泌尿器科
【腎周囲炎の原因となる病気】
- 腎盂腎炎、腎周囲膿瘍など
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