腰の解剖図 - イラスト図解と組織の働き

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イラスト図解〜腰まわりの骨格、筋肉、神経

骨、椎間板、筋肉、靭帯、関節、神経などの組織について、その位置関係と名称、主な働きをイラスト付きで確認できます。

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<目 次>

  1. 筋肉
  2. 骨、軟骨、関節
  3. 神経

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1.腰まわりの筋肉

腰周辺の筋肉は、体の中心にある腰椎(腰部の背骨)への負担を軽減し、かつ腰椎を前後左右から支えて緩やかなS字カーブを保つ役割を担っています。
以下の様な要因で、筋肉の腰椎を支える力が弱まると、腰椎を構成する骨、軟骨、靭帯、関節などが大きな負荷によって劣化・変形し、腰痛を発生させます。


◆重要な筋肉

特に重要な筋肉は、「腹筋」、「背筋」、「脊柱起立筋」、「大殿筋」の4つです。これらが背骨を支え、かつバランスをとりながら背骨の自然なS字カーブを保っています。いずれかの筋肉が衰えたり、強く働いたりすると、姿勢が崩れて腰痛の原因になります。また、これらは腰の筋肉のうちでも最も負荷がかかりやすいため、筋肉痛や捻挫など、疲労の蓄積による炎症性の痛みも起こりやすくなります。
そのほか「大腿四頭筋」「ハムストリングス」といった太もも前後の筋肉は、骨盤を支えたり股関節の動きを制御する役割を持ちます。これらの筋肉の衰えやバランスの崩れも腰痛の原因となります。

◆イラスト図解

1.腹部の筋肉(腹筋)


2.背中の筋肉(背筋)とお尻の筋肉


3.腰と背中の筋肉(深層)

※この2つの筋肉は特に疲労がたまりやすい。
長時間、立ちっぱなしや中腰、前かがみの姿勢をとっていると、筋肉が縮んだまま伸びにくくなったり、筋肉が傷ついて炎症を起こして痛みを発生させる(筋・筋膜性腰痛)。


4.下半身の筋肉

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2.腰まわりの骨格

背骨の構造(前から)

背骨のS字カーブ(横から)

股関節周辺の構造


腰椎の構造(椎骨、椎間板、椎間関節)

腰椎の構造2(脊柱管や神経)



3.腰〜下半身の神経

腰〜下半身の神経

神経が支配する部位

◆脊髄(せきずい)、馬尾神経(ばびしんけい)、坐骨神経(ざこつしんけい)

脊髄は脳から腰まで伸びる一本の太い神経(中枢神経)で、背骨の内側の空間(脊柱管)を通っている。脊髄からは無数の脊髄神経が手足に向かって分岐しており、脳からの命令を手足に伝える。
脊髄は腰のあたりから無数の神経の束である「馬尾神経」に変わる。脊髄や馬尾神経が圧迫されたり損傷を受けると、足の痛みやしびれのほか、下半身に様々な異常をきたすようになる(馬尾症状)。
馬尾神経は腰椎や仙骨の間を通って枝分かれしながら足先まで伸びていく。この一部がお尻のあたりで合流して一本の太い神経となっているのが「坐骨神経」。お尻から足先に向かって伸びる坐骨神経は1mもの長さがあり、腰から太もも、足先まで広い範囲の知覚をつかさどる。
椎間板ヘルニアなどにより坐骨神経が圧迫を受けたり炎症を起こしたりすると、神経の支配する広い部位で強い痛みやしびれが生じる(坐骨神経痛)

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