胃下垂で腰が痛むケース

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『胃下垂』の詳細 - 症状・原因・治療法

腰痛を引き起こす可能性のある病気や障害の一つに「胃下垂(いかすい)」があります。
ここでは腰の痛みとの関連について解説します。

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1.胃下垂が疑われる症状

腰の痛みのほかに、以下の様な症状・特徴が見られる場合、胃下垂が発症している可能性があります。

胃下垂イメージ


  • 食後の胃もたれ、胸焼け、げっぷ、吐き気・嘔吐、腹痛、食欲不振
  • 食後に下っ腹が膨らむ
  • お腹が張った感じがする
  • 肌荒れ

こうした自覚症状はどれも軽めのものが多く、検査を受けるまで胃下垂とは分からない場合が多いです。

2.胃下垂とは? - 特徴や原因

胃の下の部分が伸びて、正常な位置よりも下まで垂れ下がっている状態が胃下垂です。ひどいケースでは胃の一部が骨盤の位置まで下がることもあります。
病気ではなく胃の位置の異常です。お腹の上部はへこんでいるのに、へそ周辺の下腹部がふくらんだ状態になります。

イラスト図解:胃下垂

食事をすると、胃が収縮することで食べたものを十二指腸に送ります。胃下垂になると、この胃の蠕動(ぜんどう)運動が弱くなります。そのため食べ物がうまく消化されずに胃の中にたまりやすくなります。ひどい胃下垂の場合だと、消化能力が正常な胃の1/3程度にまで下がるとも言われます。

この影響で、食後の胃もたれ、げっぷ、吐き気、お腹の張り、満腹感による食欲不振、腹痛や腰痛といった症状が現れてきます。消化不良によって栄養が不足すると肌荒れなども見られます。
また、消化を助けるために胃が胃酸を大量に分泌するようになるため、胃炎胃潰瘍を併発することもあります。

俗に「胃下垂の人は食べても太らない」と言われますが、これは消化不良によって食べ物の栄養が十分に摂取できないことや、膨満感を感じやすいことが理由と考えられます。


◆胃が下がる原因

痩せた若い女性に多い

胃は周囲を脂肪や筋肉で支えられています。胃のまわりの脂肪が少なく、腹筋や背筋などのお腹まわりの筋肉が弱いと、腹部の圧力が低下して胃を支える力が弱まります。そのため胃下垂は特にやせ型で長身の人に多く見られる傾向があります。
ここに精神的ストレスや疲労、暴飲暴食など、胃の消化を悪くする要因が加わると、より発症しやすくなります。また、腹部の手術や出産を繰り返した場合に起こることもあります。

同様の理由から、胃下垂の人には腎臓や腸などの他の内臓下垂(腎下垂、腸下垂)が同時に見られることも少なくありません。


3.診断・治療・予防

◆診断

胃下垂のレントゲン画像

胃のX線検査(レントゲン)を行うことによって簡単に分かります。
また、お腹の上〜中央部はへこんでいるのに、下腹部がふくらんでいる場合には胃下垂が疑われます。


◆治療

日常生活に支障がない程度の症状であれば、基本的に治療の必要はありません。

症状を改善するためには、食事の量を減らして胃の負担を軽くすることや、腹筋・背筋を鍛えることが有効です。痩せている人は適度に脂肪がつくような食事を心がけましょう。
また、疲労やストレスは症状を悪化させるため、普段から健全で規則正しい生活を行うことが大切です。運動・食事・睡眠の三要素を充実させ、健康的なストレス解消法を持ちましょう。

症状が重くてつらい時は、我慢せずに病院で診察を受けましょう。胃の働きを助ける薬を処方してもらえます。


4.胃下垂データ

【受診科】

  • 消化器内科/内科/消化器科/胃腸科

【胃下垂が原因で起こる病気(合併症)】

  • 胃炎、胃潰瘍など
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消化器系の器官
消化器系の全体解剖図

胃の断面図と名称イラスト:胃の各部名称
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